
デシカント空調
デシカント空調は、夏は除湿熱源、冬は暖房熱源として1年を通して太陽熱を有効利用することができます。
デシカント空調を用いた冷房設備のフロー図


デシカント空調とは、温度と湿度を分離制御する省エネ型の空調システムです。
冷凍機や冷水を用いる従来の空調システムでは、湿度を下げるために空気を過冷却した後、再熱する方式がとられています。
①~②外気を取り込んで、吸着財を用いた回転式の除湿ローターで除湿。
②~③乾燥空気は、顕熱ローターで対向する室内換気で冷却。
③~④更にアフタークーラーで冷却された空調空気を室内に供給。
⑤~⑥室内還気は、顕熱ローターで対向する外気で加熱。
⑥~⑦室内還気は、太陽熱を利用した加熱機で更に加熱。
⑦~⑧加熱された室内還気は、除湿ロータの再生に利用された後、大気に排気。